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都心から送迎付き、 一泊5,300円の激安ツアー、 ホテル「おおるり」の 安さの秘密に迫る! 場所……那須塩原 期日……平成21年3月 |
ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ あまりに安い料金設定。宿泊代はもちろん、オプションで東京など首都圏からの送迎が、たったの300円! 結果、2泊以上するなら 温泉好きや、安く旅行したい家族連れには超おすすめ! 安いぶん、ちょっと辛抱しなくちゃいけないところもあるけど、これなら十分じゃないかと。
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■検証1……部屋や食事はどうなのよ。(安かろう悪かろう?「那須塩原ホテルおおるり」の場合 ※他に10施設以上のホテル等あり)
塩原でも屈指の大ホテル。 |
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ごめんなさい。 部屋と食事の写真はありまへん。(いきなりダメぢゃん!) ●部屋 部屋は10畳の和室(3人グループで申し込んだ)。 径年相当にやれてるけど、壁紙は張替え済みで明るい雰囲気。 水まわりも十分清潔で満足。 そして窓の眺めは開放感たっぷり! 掃除はよくされていてキレイ。 部屋にはお茶と湯沸かしポットと「田吾作饅頭(ウマ!)」付き。 ホテルだけにユニットのバス・トイレは全室完備。 冷蔵庫はからっぽ。500mlくらいのペットボトルが数本入れられる。 自販機のスーパードライは360ml/300円、レモン酎ハイ250円。 ふとんは、食事中にホテルの人が敷いてくれる。 部屋のトイレは洗浄便座が付いてない。 でもロビーや食堂などパブリックなトイレは全て洗浄便座付き。 アメニティはタオルと歯ブラシ、浴衣と丹前。 バスタオルは上質なものがフロントでレンタル100円。 タオルは「目の細かいガーゼ」って感じ。体を洗うには丁度いい。 でも吸水性は期待できないからバスタオルはレンタル必須ね。 ●食事 食事は朝・夕ともバイキング。 夕食は宿泊者が多いと3回、普通で2回の入れ替え制。 3回でも各回70分くらいは時間がある。 1番手の組は5時スタート。 どこかの個人サイトにあった 「プロ気取りの素人カラオケ」がBGMになることはありません。 ご馳走はないけど、定食屋のメニューがそつなく揃っている感じ。 「もつ煮込み」はかなり旨かったぁ )^o^( 面白いのが「勝手鍋」(注 : 勝手に命名)。 鍋にいろいろな具をいれ、最後に味噌か醤油の出汁をいれるもの。 鮭(鱒?)とキノコと野菜に味噌出汁を入れれば「石狩鍋」風に、 鱈をメインに、豆腐を入れ鱈ちりもどきにと、いろいろ遊べて面白い。 席は自由に座れる。 嬉しいのが、日替わりで夕食のおかずが変わること。 だから連泊しても食事に飽きない! コスト重視のなか、この気配りは嬉しかった。(戻る) |
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温泉好きなら、ここはたまらんのではなかろか。 これはホテル入口にある源泉見本。 館内には三つの浴場がある。 「大浴場 (伊豆石をふんだんに使ったメイン浴場)」、 「紅の湯 (大浴場より小ぶりな展望風呂)」、 「岩風呂 (以前露天だった展望岩風呂)」 そして家族で入れる無料の「貸し切り露天風呂」もある。 いずれもかけ流しで、大浴場の浴槽の淵の大理石などは、 あふれでる温泉の析出物で固い層になってたりする! |
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3月のこの時期は、湯温がやや低めで露天や岩風呂は厳しい。 でも、大浴場や紅の湯では長湯ができてうれしい。 湯はほぼ無臭、無色透明で細かい浮遊物がちらほら。 浴感は少しぬめりがあり、湯上りはツルサラ。 弱アルカリ?(成分表にはpHの表記がなかったような…) いいお湯です。 この温泉だけでも満足感たっぷり! |
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ここ古川地区には、28ヶ所の源泉がある。 地域風呂もいくつかあり、写真は町中を流れる箒川沿いの「翁の湯」。 ものすごく風情があるので近づくと、 「源泉かけ流しの湯」と看板に大書きしてある。 喜んで入ろうとしたら、観光客は使用禁止だと。 地元の人専用の、いわゆる「鍵湯」だった。 だったらわざわざ源泉云々など宣伝しなきゃいいのに。 ま、それほど湯量豊富ということで。(戻る) |
■往復、一人たったの300円!爆安の秘密。
新宿から、横浜から…。お父さんに嬉しい首都圏からの送迎付き。※予約時に申し込む
安さの秘密はグループ会社「こまどり交通」の協力のたまもの。基本は手荷物の簡素化だ!
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バスの名前は「湯けむり号」。 残念ながら車内は禁酒・禁煙です。 気をつけなきゃいけないのがバスの乗り換え。 最初に乗ったバスで、そのまんま目的地まで行けたら、 あなたはとてもラッキー! というのも、このバスは各地を出発すると、途中のS.Aやドライブインで待ち合わせ、頻繁に乗客の乗せ換えをする。最低1回、多くて2回の乗り換えは覚悟する必要がある。 各方面から集めた多方面の客を、途中々々の集合地点で乗せ換えて、目的地別に集約するわけね。 |
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←この経路図を信じてはいけない。 一応、こんな感じで路線と時間が案内されてる。 でも道路状況や客の行き先によってコースが変わる。 パンフレットだと「町田」発は 途中「新宿」「池袋」に寄るハズなのに、 当日は直接、東北道の羽生P.Aに向かった。 私の隣に座ったおばさんは、 娘家族と「新宿」で合流するつもりでいて、 皆の分の朝食まで持ってきてた。 でもバスは新宿をあっさり通り過ぎて…。 皆が朝食を食べられたのは、たぶんお昼過ぎだね、 残念!…っていうか、ちゃんとパンフに 『状況によりコースが変更になる場合があります』 とか書いとけよな。 |
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乗り換えがあるから、手荷物は極力まとめておくといい。 大きいバッグはバスの横に入れられるから、 家族の不急の荷物は、でかいトランクで一つにしちゃおう! 乗り換えの説明や案内は、すべてバスのドライバーがする。 ツアーはお年寄りも多いので、どっか行っちゃったり 言うことを聞かない人もいたりで運転手さんはたいへん。 でも、この乗せ換えをやることで無駄なくバスを運行でき、 コスト削減につながるのね。 写真は帰りのバスを待つ人で一杯のホテルのロビー。 チェックアウトは9時30分だけど、 その日の朝に都心を出発したバスがホテルに到着しないと帰れない。 渋滞しちゃうと、かなり遅くなる。 |
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そこでありがたいのが、無料で見られる人情劇。 おなじおおるりグループが経営する「ゆけむり会館」では お涙ちょうだい的時代劇を連日上演してる。 宿泊者なら入場無料。 もちろんホテルからバスの送迎付き。 ようは出発までの「ヒマつぶし」のための劇場なんだね。 でも子供さんに人情劇は辛いかも…… バスは途中で観光など一切しないから、一泊だと最初の半日バスに揺られ、温泉に浸かり、喰って寝て、翌日温泉に浸かって喰って、ロビーで待たされ、また半日バスに揺られて帰るというハードスケジュールに……。 写真はロビーからの眺め。秋には全山紅葉するとか。 でも出発待ちで2〜3時間も眺めていたら飽きるよね。(戻る) |
■あと、ホテル周辺の観光は?(安くても楽しめなければ旅行じゃない!)
基本、一泊だとホテル周辺の町内散策か、宿に着いたらすぐ出発する「文学散歩(無料のバスツアー)」、
あるいは「湯けむり会館」の人情劇(午後の部)くらいしかない。
なにしろ、早ければ5時から夕食だもんね。風呂にも入りたいし。
二泊なら無料で送迎してくれる「りんどう湖ファミリー牧場」がおすすめ。一日あそべる。
ツアーじゃない地元近郊の宿泊客は、この時期「ハンターマウンテンスキー場」に行く人多し。
で、ここではホテル周辺の町内散策をご案内。
ぶらぶら見ながらまわると2時間くらいです (のんびり連泊の昼飯散歩にぴったり!。
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ホテルがあるのは「古町」という箒川に沿った東西に長い町。 まずはフロントで観光MAP 「古町お散歩小路」※上の地図 をもらおう! ここでは地図を時計回りに歩きます。 ホテル(赤いところ)を出たら、表通りのバイパス(青葉通り)を西に。 写真は青葉通りの途中、 ビューポイントとして紹介されてる「追沢」(1)←地図中の番号 3月下旬じゃ、桜は蕾もなし。 梅がかろうじて小さな蕾。 東京より1.5ヶ月おそい感じ。 |
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西の端、塩原八幡宮の「逆杉」(2)。 かなり、立派! |
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高台にある神社から国道に下った所にある、 国道と川沿いの遊歩道に挟まれた県立無料駐車場(3)。 きれいなトイレとそば屋あり。 ここから川沿い遊歩道を進もう! なぜこの付近に木の葉の化石が多く見られるのか、秘密が解ります。 |
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遊歩道から国道に合流すると、 ほどなく「スープ入り焼きそば」(4)の看板。 一応、塩原の名物とされているけど、なんか安易でチープ。 味も、焼きそばをうっかりラーメンスープに入れちゃったまんま。 でも厨房の若夫婦(?)が働いている姿は甲斐甲斐しい。 問題は、もう一人の70歳くらいのおばさん。 客をなんだと思っているのか。いや、客と思ってないんだろう。 このババがいる限り、私はこの店を人に勧めることは絶対にない。 もう少し進んで「あしぎん」の手前、 蕎麦処「湯津上屋」はおすすめ。 本当に手打ち。そばがきもある本格だ。 |
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「もの語り館」の裏に、名物の橋「紅の吊橋」。 そのそばに露天風呂「もみじの湯」(5)がある。 塩原には100円(!)で入れる 風情ある川沿いの露天風呂がいくつかある。 ここもその一つなんだけど、 川の向かいに「もの語り館」ができて、 その2階のレストランから風呂が丸見えになっちゃった。 そのため風呂の川側に目隠しの柵ができて、 露天風呂から川が見えない。 おまけにすぐ横に休憩所の東屋ができた。 そこからは露天風呂が丸見え!(写真)。 いっそ足湯にしたほうが良かったんじゃないの? |
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国道にもどってほどなく。 こちらもおすすめの食事処「水車(みずぐるま)」(6)。 観光パンフレットには紹介されてないけど、 地元の人が普通に食べに来るお店だ。 定番メニューのイチ押しは麦とろ定食。 すんごく粘りがある芋。ちゃんと麦飯。 GWの頃には山菜の天ぷらもメニューに加わる。 夏は「チダケの手打うどん」。 「ちち茸(ダケ)」で出汁をとり、御主人が打つ。 本当に美味しいですと女将が嬉しそうに語ってくれた。 夏以降は冷凍保存するので秋でも食べられるそう。 秋にはまた、地のキノコの天ぷらもメニューに加わるとか。 店は2つのテーブル席の他、奥に座敷もある。 季節ごとに行きたいお店。 |
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さらに隣町の「門前」に進むと、 いかにもな観光施設の「湯っ歩の里」(7)。 いかにもたれ流し補助金でこしらえた、 自民式おんぶだっこ地方行政の香りぷんぷん。 足湯のためだけに、こんな贅沢な施設などいらん。 入場料は200円。 入場しなくても施設をぐるりと廻れる。 飲泉所とトイレあり。 このすぐ近くの信号の角に、近所の蕎麦屋の 「蕎麦製粉所」がある。 ガラス張りで石臼が蕎麦を挽く様子が見れる。 しばらく見入ってしまった。宣伝効果もバッチリ! |
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あとはホテルにもどる途中で「ホテルニュー塩原」そばの 「翁の湯」を見ておしまいです。 左の写真は、古町地区にある「わさび田」。 どこにあるかはお楽しみってことで。(戻る) |
以上です。長々としたページでお疲れ様でした。
蛇足ながら一泊でおおるりを利用するなら、私なら「草津温泉ホテルおおるり」を選ぶ。
理由はバイキングと、ホテルの場所そのものが観光名所だから。
温泉にも入れず、人情劇を見て時間をつぶすのはもったいないもん。