丹沢・灯台もと暗し的温泉に行ってきました! (かぶと湯温泉「山水楼」)
![]() |
![]() |
小田急沿線に住んでいると、ここ丹沢温泉郷は 「日帰り温泉&しし鍋ツアー」 でおなじみ。 あんまりにも宣伝してるから、 行く前から食傷な感じがして足が遠かった。 今回の「かぶと湯温泉 山水楼」は、丹沢温泉郷のはずれ、まさに森のなかの一軒宿。 一瞬、東北の湯宿に来たかと思うほど鄙びている。 もちろんツアーは実施していない。 県道からの入口がわかりにくく、カーナビがないと一回は通り過ぎるかも。 |
![]() |
![]() |
|
![]() |
料金は1000円。 時間はとくに言われなかったけど、 オイラの時は先客がいて、そしたら少し待たされた。 宿の人が適当に頃合を見計らって入浴させているみたい。 待っている間と入浴後は、このロビー奥に見えるソファで休める。 入浴後に冷たいものでも飲めたらいいのに、ここでは何のサービスもなさそう。 |
|
![]() |
||
![]() |
で、内湯は一見、何の変哲もない。 男女別にこの内湯と、半露天がある。 とりあえず掛け湯のお湯を浴びると…… 「何じゃこりゃあ!」 浴びた瞬間、全身、ヌルヌル!! 浴槽はきちんと掛け流し。 ここは冷鉱泉で沸かし湯だから、こんなもったいないことは普通できないはずなのに。 しかも、カランのお湯も源泉! おかげで石鹸がちゃんと流れたかまったく解らない! |
|
![]() |
||
![]() |
「pH10」は伊達じゃなかった。 ちなみに、アルカリ性なだけでは温泉と名乗れないとか。 手元の旧表記では重曹泉。 丹沢温泉郷の中では貴重な湯だと言われている。 |
|
![]() |
||
![]() |
こちらは最近までなかった半露天風呂。 内湯の壁を抜いて、ベランダみたいな感じに作られている。 眺望とかはまったくないけど、外の空気に触れながら入浴できるのはやっぱり嬉しい。ついでに内湯も明るくなった。 露天の湯船は「L」字形のこじんまりしたもの。 でも、この湯宿のこだわりがすごい。 ふちはよくある大理石なんだけど、強アルカリで足が滑りやすいため、浴槽の中は滑りにくい伊豆石を使用。無色透明な湯にさわやかな緑色が映える。 しかも、こんな小さい浴槽なのに、掛け流しの湯口が二つもある! 浴槽が「L」字形のため、場所によって湯温の差ができないよう配慮してあるのだ。 ただただ感心するのみ。 おすすめの湯宿です。 |