●あざとい=ぬけめない、小利口な
●暗中飛躍=計り事をこっそりと運ぶこと
●一寸逃れ=その場だけを繕って責任を逃れること
●内兜を見透かす=相手の内情や秘密・弱点をつかむ
●横着=ずるいこと
●お為(ため)ごかし=人のためと偽り自分の利益になることを行う
●仮託(かたく)=かこつける、かこつけ
●下達(かたつ)=よからぬ事に優れていること、利欲の道に巧みなこと
●奸計(かんけい)=悪巧み、謀略、奸策
●乾笑(かんしょう)=作り笑い、うわべだけの笑い
●奸商=不正な手段で不正な利益を得る商人
●奸知=悪賢い知恵。…にたける
●黒鼠(くろねずみ)=主人の不利益になることをする使用人
●牽強付会(けんきょうふかい)=理屈に合わぬ事を無理に自分の都合良くこじつけること
●権謀術数(けんぼうじゅっすう)=巧みに人を欺くはかりごと
●倹陋(けんろう)=悪賢くて卑しいこと
●狡獪(こうかい)=悪賢いこと、狡猾
●狡知=悪賢い知恵、奸智
●小賢(こざか)しい=悪賢い、ずるい
●姑息=一時のがれ
●狐狸=こそこそ悪事をする者
●小利口=抜け目ないこと
●才走(さいばし)る=知恵が回りすぎる、小利口
●策謀=策略、はかりごとを巡らすこと
●詐術(さじゅつ)=人をだます手段
●三損友=付合うと損する三種の友…物馴れ媚びる者・人当り良い不誠実な者・口達者な者
●首魁(しゅかい)=悪事の張本人、首謀者
●小人閑居して不善をなす=至らない人間が暇になると悪事をする
●擦(す)れっ枯らし=世慣れて狡いこと・人、すれからし
●政商(せいしょう)=政治家や官僚と特殊な関係のある商人
●世間師(せけんし)=世慣れて悪賢い人
●世間擦れ=実社会でもまれて悪賢くなること
●世故(こ)=世間の習慣・俗事。…にたける
●世才=世渡りに必要な知恵。…にたける
●世智=世渡りの智恵。…にたける
●節句働き=人が休む節句にわざと忙しそうに働くこと。怠け者の…
●俗才=世渡りをする才能
●空嘯(そらうそぶ)く=知らないふりをしてとぼける
●空事=本当でない事柄、作り事
●空言(ごと)=偽りの言葉、嘘
●空泣き=嘘泣き、泣き真似
●空涙=嘘の涙、本心でない涙
●空音(ね)=嘘、偽ってまねる鳴き声
●空寝=寝た振り、狸寝入り
●算盤尽(そろばんず)く=計算高いこと、何事も損得から割り出すこと
●バイプレーヤー=脇役、助演者
●他意=言っていることとは別の考え
●佻険(ちょうけん)=真心が少なくよこしまなこと、軽薄で陰険、浮険
●猪口才=こざかしいこと、小生意気
●付け目=付け込む機会
●盗心(とうしん)=盗みをしようとする心
●所得顔(ところえがお)=したり顔
●溝(どぶ)鼠=主人の目をかすめて悪いことをする使用人
●仲働(なかばたら)き=奥と勝手との間の雑用をする女中
●佞猾(ねいかつ)=口先がうまくて悪賢いこと・人、佞慧(ねいけい)
●猫被り=本性を包み隠して大人しく見せかけること・人
●鼻毛を抜く=すきを窺って出し抜く、だます
●美名に隠れる=体裁のいい口実のもとで悪事をする
●古狐=長く経験を積んだ狡賢い人、古狸
●古兵(つわもの)=経験の多いしたたか者
●プロンプター=舞台の物陰で俳優に台詞などを教える人
●分別臭い=いかにも思慮がありそうだ
●僻心(へきしん)=僻事を企む心、悪い企み
●便辟(べんぺき)=立派な態度・動作をするが心の正しくないこと
●洞ヶ峠(ほらがとうげ)=有利な方につこうとして形勢を見ること、日和見
●目から鼻に抜ける=頭が良く働き抜け目がない
●面従腹背(めんじゅうふくはい)=表面は服従するように見せかけ内心では反対すること
●脂下(やにさ)がる=得意になってにやにやする(雁首を下げてキセルを加えた姿から)
●山師=詐欺師
●遊泳(ゆうえい)=世渡り、処世
●佯泣(ようきゅう)=嘘泣き、泣きまね
●梁上(りょうじょう)の君子=盗人
●老獪(かい)=経験を積んで悪賢いこと
●篭絡(ろうらく)=人を丸め込んで自由に操ること
●悪擦(ず)れ=世慣れて悪賢いこと

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