●暗愚=おろか 愚暗
●一元論(いちげんろん)=たった一つの原理だけで一切を説明しようとする考え←二元論・多元論
●一盲衆盲(いちもうしゅうもう)を引く=愚者が多くの愚者を率いて愚行に走る
●尾籠(おこ)=ばか、おろか。…の沙汰
●晦渋(かいじゅう)=言語・文章が難解で意味の分かりにくいこと
●下愚=非常に愚かな者、自己の謙称
●下根(かこん)=生まれつき愚かで根性の劣っている者←上根
●下士=愚かな男
●寡聞(かぶん)=自分の見聞が狭いこと。…にして存じません
●管見(かんけん)=狭い見識、自分の意見の謙称
●頑迷(がんめい)=かたくなで道理に暗いこと、冥頑(めいがん)。…固陋(こうろ)
●倨(きょ)々=ものを考えないさま
●空疎=内容に乏しいこと
●愚下=おろか、愚かで身分が卑しい
●愚昧(ぐまい)=道理に暗く愚かなこと
●組みし易い=相手として恐れるにたりない(解り合える相手、は誤用)
●虚仮(こけ)=ばか。…にする
●兀然(ごつぜん)=無知なさま、やすんじおごるさま
●固陋(ころう)=見聞が狭くかたくななこと
●昏迷=道理に暗くて心が迷うこと
●笊耳(ざるみみ)=聞いてもすぐに忘れてしまうこと
●三疾(さんしつ)=気質の三悪(狂…誇大妄想で乱暴・矜キョウ…誇ること・愚…おろかなこと)
●三赦(さんしゃ)=罪を許される三種…幼弱(三歳以下)・老耄ロウモウ(八十歳以上)・庸愚(おろか)
●衆愚=多くの愚か者、衆愚政治(民主主義の悪い言い方)
●侏儒(しゅじゅ)=見識のない人を卑しんで言う語
●上愚=愚かではないが偏った意見を持つ人
●小人閑居して不善をなす=至らない人間が暇になると悪事をする
●痴(し)れ者=愚か者
●酔生夢死(すいせいむし)=何をすることもなく無意味な一生を送ること
●世間を狭くする=世人の信用を失うなどして交際範囲が狭くなる
●浅学=学問・知識の浅いこと、自分の学問の謙称
●浅学非才(せんがくひさい)=学問が浅く才能がないこと、自分の学識の謙称
●浅見=浅はかな考え、自分の意見の謙称
●僭師(せんし)=学徳もないのに自ら師と称する人
●浅薄(せんぱく)=考えや知識に深みがなく浅いこと、あさはか
●浅慮=浅はかな考え←深慮
●村夫子(そんぷうし)=見識の低い田舎の学者、村の物知り
●大愚(たいぐ)=非常に愚かなこと・人
●他愛(たわい)無い=思慮分別がない
●短慮=思慮の浅いこと
●近目(ちかめ)=浅はかな見識
●痴愚=おろか、ばか
●遅鈍=のろくて鈍いこと
●長物(ちょうぶつ)=長すぎて役に立たないもの
●拙(つたな)い=愚かだ、下手だ
●低劣=性能・品格・程度が低く劣っているさま
●田夫野人(でんぷやじん)=教養のない者、田舎者
●十日の菊=時機を失して役に立たないもの(重陽の節句を過ぎた菊)。六日の菖蒲(あやめ)…
●僮昏(どうこん)=おろかで道理に暗いこと
●僮蒙(どうもう)=おろか、童蒙(どうもう)
●度(ど)し難い=救いようがない、道理が解らなくてどうしようもない
●訥弁(とつべん)=話し方の下手なこと
●頓珍漢=間抜けなこと、うまく噛み合わないこと
●鈍刀(どんとう)=切れ味の悪い刀
●鈍(なまくら)=鈍才。…者
●並び大名=人数に入ってはいるが役に立たない者
●抜け作=間抜けな人を人名化した呼び方
●白面(はくめん)=年が若くて経験が乏しいこと。…の青年
●半可通=通ぶっているが実際にはいい加減な知識しかないこと・人
●非才=才能のないこと 自分の才能の謙称。浅学…
●皮相(ひそう)=表面だけの浅薄な考えや判断・見方
●匹夫(ひっぷ)=無知で道理の分からない男
●人身御供=他人の欲望の犠牲となる人
●兵六玉=間抜けな人を罵って言う俗語
●昼行灯(ひるあんどん)=ぼんやりしている人、間抜けな人をあざけって言う語
●瘋癲(ふうてん)=キチガイ、精神病
●不甲斐無い=役に立たない
●不才=才知・才能がないこと・人、自分の才能の謙称
●腑抜け=まぬけ、ばか
●不佞(ふねい)=不才、口下手、不弁
●不明=知識や才能がないこと、物事を見抜く力がないこと
●僻陋(へきろう)=田舎びて教養の低いこと
●ペダンチック=学問があるように見せかける様、物知りぶるさま、衒学(げんがく)的
●篦棒(べらぼう)=馬鹿げていること。…な話し
●忘我=我を忘れて夢中になること。…の境
●惚(ほう)ける=頭がぼける、ぼけたようになる
●亡八(ぼうはち)=ばかもの、人を罵る言葉、仁・義・礼・知・孝・悌(てい)・忠・信の八つを忘れた人
●木人(ぼくじん)=おろかもの、木偶
●凡愚=平凡で愚かなこと
●マッチポンプ=物事を表沙汰にした人が自分でもみ消しに動くこと
●慢慢的(まんまんで)=(中国語で)のろのろしたさま
●妙=愚かしい様子
●無才=才能のないこと。無芸…
●無自覚=自分がしていることの意義や責任などがわかっていないようす
●無定見=特に決まった意見・見解が無いこと
●無筆=読み書きができないこと・人
●無分別=思慮が無くものの道理をわきまえないこと
●無謀=思慮がないこと
●冥頑(めいがん)=道理に暗く頑固なこと、頑冥(がんめい)
●冥々=おろかなさま、無知なさま
●迷妄(めいもう)=物事の道理を知らないこと
●盲蛇(めくらへび)に怖(お)じず=ものを知らないものはどんなことも恐ろしいとは思わない、めくらへび
●蒙昧(もうまい)=知識が開けず道理のわからないこと。無知…
●痩せ腕=力量に乏しい手腕
●野蛮=教養が無く粗野なこと
●由無(よしな)い=くだらない、仕方がない
●葦の髄から天井覗く(よしのずいからてんじょうのぞく)=見識の狭いたとえ
●与太者=役に立たない者、怠け者 
●与太郎=愚か者(与太を擬人化したもの)
●雷同(らいどう)=定見が無くやたらに他の意見に同調すること。付和…
●乱吹(らんすい)=才能があるように見せかけること
●遼東の豕(りょうとうのいのこ)=見聞が狭いため当然を知り珍事を知ったと自惚れること(遼東で白豚は珍い)
●禄盗人(ろくぬすびと)=無能で仕事もせず俸給を受けるだけの者を罵る語、月給泥棒
●碌(ろく)々=役に立たないさま、何事もできないさま。…として世を渡る(陸々とは異なる)
●魯鈍(ろどん)=愚かで鈍いこと、愚鈍
●笑い草=笑い者
●理無(わりな)い=筋道が通らない、分別がつかない。…言動

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